ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

講演・メディア:新エネルギー新報にインタビュー記事掲載 - 4pに亘ってエネルギー政策を語りました

6月5日付で発行された「新エネルギー新報」に、なんと4pのボリュームで私のインタビュー記事が掲載されました!同紙の表紙にも名前が載るという、おそるべき待遇です。

記事タイトルは『「農業を化石燃料から解放する」千葉エコ・エネルギー馬上氏 エネルギー政策とソーラーシェアリング』です。

f:id:chibaecoenergy:20180611115215j:plain

今回のインタビューでは、いつものソーラーシェアリングに関するお話だけでなく、エネルギー政策の研究者としての視点からエネルギー基本計画やFITの現状、各自然エネルギー電源の動向まで幅広く語らせていただきました。担当してくれた記者さん曰く、「4pものインタビュー記事は数年ぶり」だそうです。

下記のサイトで全文が公開されていますので、是非ともご覧ください。

www.jkn.co.jp

ソーラーシェアリング:サツマイモ・落花生の作付けが進んでいます - 千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機

5月から農繁期に突入した千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機ですが、先週末には私も圃場に入ってサツマイモや落花生の作付けを行いました。

ソーラーシェアリング設備下での主たる作物はニンニクですが、ニンニクの作付けが秋であることや農業1年目ということもあって、春から様々な作物の試験栽培を試みています。

現在の作付け・栽培中作物リストはこんな感じです

先週金曜日には社内から希望者を募り、また京都大学の学生さんらにも協力を得てサツマイモや落花生を作付けしました。

f:id:chibaecoenergy:20180611020357j:plain

サツマイモの作付け風景

トラクターでの作業もまだまだ練習中で、落花生の方はマルチがうねるうねる。

2反歩ちょっとという面積ですが、種を一粒ずつ手で植えていきその上に土を被せていくというひたすらに地道な作業で、しかも作業姿勢は当然にしゃがんだり中腰だったりなので慣れないメンバーは休憩を重ねながら挑んでいました。

f:id:chibaecoenergy:20180611020359j:plain

落花生の播種作業

まだソーラーシェアリング設備下での作付け範囲は狭く、大部分は緑肥としてソルゴーを播種してあり、このところの雨もあってか一気に緑の絨毯が広がりつつあります。

f:id:chibaecoenergy:20180611020402j:plain

ソルゴーが繁茂し始めた畑

5月頃から千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機の視察依頼が引きも切らない状況になり、設備見学会の特設サイトを開設しました!

千葉も梅雨入りしましたが、これから畑がとても良い季節になってくるので、是非一度見学に来てください。

www.chiba-eco.co.jp

講演・セミナー:全国ソーラシェアリングサミット2018開催 - 基調講演者として登壇します

ソーラーシェアリング推進連盟の設立記念シンポジウムの熱気も覚めやらぬ中で、今年もソーラーシェアリングサミットの季節が巡ってきました。「全国ソーラーシェアリングサミット2018 in あしがら小田原大会」として、小田原市を会場に7月14日に開催されます。

私も基調講演者としてトップバッターでの登壇となり、その後に城南信用金庫の吉原毅顧問も基調講演で登壇されます。なかなか緊張する顔ぶれです。

今年で3回目となるソーラーシェアリングサミットですが、全国から実践者が集まってくるのはもちろんのこと、様々なテーマセッションや開催地で展開されているソーラーシェアリング事業の視察、そして夜の交流会と毎度盛りだくさんな内容になっています。

小田原では今年に入って2基目のソーラーシェアリングが完成しており、これは神奈川県内初の水田ソーラーシェアリングです。神奈川県はまだまだソーラーシェアリングの導入件数が少ないですが、これを切っ掛けに更なる盛り上がりが期待されます。

下記のWebサイトにて、サミットの詳細並びに参加申込みが出来ますので、是非ともご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております!

agrijournal.jp

講演・セミナー:第2回緊急セミナー開催 - ソーラーシェアリングの制度改正を解説

5月24日に開催した「ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナー」の反響を受けて、6月6日(水)に第2回の緊急セミナーを開催します!(内容は同一です)

再び、今回のソーラーシェアリング制度改正の詳細解説や、今後のソーラーシェアリング事業の見通しを、各種政策や補助事業の説明も交えてお話しします。

f:id:chibaecoenergy:20180529180537j:plain

前回の参加者アンケートでは「おなかいっぱい」というコメントをいただくほどの、盛りだくさんな内容で今回もお届けします。

セミナーの参加お申込は、下記のフォームからどうぞ。

goo.gl

 

講演・メディア:『ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナー』を開催 - 満員近いご参加をいただきました

農林水産省による5月15日発表のソーラーシェアリングの通知改正で、「何が変わったのか?」「一時転用許可が10年になる要件を知りたい」という問い合わせを多数受け、5月24日に急遽ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナーを京橋のBTSオフィスで開催しました。

開催告知が1週間前という短い期間だったにもかかわらず、下記の写真のようにほぼ満員となる申込み・ご参加をいただき、改めてソーラーシェアリングへの関心の高まりを感じるセミナーとなりました。

f:id:chibaecoenergy:20180527154708j:plain

セミナー当日の会場 ほぼ満席となりました

セミナーでは農林水産省が公表した全ての資料を読み解き、新たに発出された「30農振第78号」の逐条解説なども行ったため、終了後のアンケートでは「もうお腹いっぱい」というコメントもいただくほどの濃い内容になりました。

今回は本当に「緊急開催」だったため、告知期間が短く「参加できなかった」というお声をいただいているので、6月にも同じ内容で第2回のセミナーを計画しています。

詳細が決まりましたら、また告知させていただきます。

講演・セミナー:ソーラーシェアリング制度改正の緊急セミナー開催 - 一時転用許可期間が10年以内に条件付きで延長

5月15日に公表された、農林水産省によるソーラーシェアリングの改正通知を受けて、株式会社エコ・マイファームによる緊急セミナーを5月24日に開催します。

  • 一時転用許可期間が10年以内となる要件
  • 既存の事業への影響
  • 今後のソーラーシェアリング普及の見通し

などについて、私が解説させていただきます。

まだ席数に若干の余裕がありますので、ご興味のある方は下記のフォームよりお申し込みください。

goo.gl

f:id:chibaecoenergy:20180521124128j:plain

ソーラーシェアリング:一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟が発足 - ソーラーシェアリング普及の全国組織へ

農林水産省による通知改正もあって、今後の普及に向けた大きな動きが続くソーラーシェアリングですが、この度その全国規模の普及組織として「一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟」が発足しました。

ソーラーシェアリング発案者である長島彬氏、城南信用金庫顧問の吉原毅氏、全国ご当地エネルギー協会代表の佐藤弥右衛門氏らを顧問に迎え、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏など自然エネルギー・ソーラーシェアリングの実践者を理事として、幅広いソーラーシェアリングのネットワーク作りを目指す組織として動き出します。

なお、代表理事は馬上が務めさせていただくこととなりました。
solar-sharing.jp

既に上記サイトで会員募集を始めており、まずはソーラーシェアリングに関する情報発信や政策提言などを軸に活動を深めていきますので、皆様のご参加をお待ちしております。

また、5月31日(木)15時より、城南信用金庫本店にて設立記念シンポジウムを開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、下記のWebサイトよりお申し込みください。

solar-sharing.jp

 

速報・ソーラーシェアリング:農林水産省が通知改正をリリース - 一時転用許可の期間が最大10年に延長

今朝方、農林水産省から「営農型発電設備の設置に係る農地転用等の取扱いについて」とするリリースが発表され、一時転用許可期間を最長10年以内とするための基準などが示されました。

 

営農型発電設備の設置に係る農地転用等の取扱いについて:農林水産省

 

一時転用許可を10年以内で受けるための要件としては

  1. 「担い手」による営農が行われること
  2. 「荒廃農地」を再生利用すること
  3. 「第2種・第3種農地」を利用すること

以上のいずれかの条件に該当することとされました。

それ以外については、従来通り3年以内の許可期間となります。

その他、優良事例の公表、事業チェックリスト、悪質なケースへの対応例などが示されており、今後のソーラーシェアリング普及に向けた地ならしとなる情報が多数公開されています。

今回の改正内容を見ると、過去5年間の国内におけるソーラーシェアリングの普及状況や導入事例をレビューし、「農業のための自然エネルギー事業」という方向性をより強く打ち出しているように思えます。

また、「悪質なケースへの対応例」が示されたことは、全体の半分以上を占めるとされる「営農が適切に継続されていない」あるいは「農業に適した設計となっていない」ような事例に対して、今後指導等の措置に着手することを暗に示しているのではないかと思います。

まだ速報ベースの情報のみとなりますが、今後情報を集めながら続報を掲載していきます。

再エネ業界ニュース:カリフォルニア州で太陽光パネルの設置義務化へ- 新築住宅を対象に2020年から

カリフォルニア州エネルギー委員会が、2020年から新築住宅(3階建て以下)に対する太陽光パネルの設置を義務化したとのニュースです。こういった措置は、全米でも初めてになるとのこと。

jp.wsj.com

省エネ対策も含めて州内の住宅建築コストが100万円程度増えるようですが、現在の住宅建築コストの中央値が6,000万円以上とのことなので、建築コスト全体に占める割合はそれほど多くなさそうです。

設置義務化と聞くと、周辺に建物が密集していて設置してもパフォーマンスが悪い場所も多いのでは・・・?と思ってしまうのは、日本人的な発想なのかも知れません。

州政府の2030年次のCO2削減目標達成に向けた動きの一環ということですが、再生可能エネルギーの普及に向けた新たな取り組みが始まったなという印象です。

日本国内では住宅用太陽光発電のFIT切れが始まる中で「2019年問題」が叫ばれていますが、住宅用太陽光発電が当たり前になる社会における新たなエネルギー活用のあり方を、もっとしっかりと模索していく必要があるのだとも思います。

講演・メディア:The Mainichiに千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機の記事が掲載 - 英文記事として配信

竣工から様々なメディアに取り上げていただいている「千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機」ですが、毎日新聞の海外向けメディア"The Mainichi"にも記事を配信していただきました。もちろん、全文が英語です!

mainichi.jp

こうしてメディアに英文記事として配信されると、英語訳された単語の表現がこんな風になるのかと勉強になることなること。

アメリカ・イギリス・オーストラリアなど英語圏からのアクセスがあるようで、今後海外展開を進めたいと考える中で、このように取り上げて貰えると非常にインパクトがあります。

下記が日本語の元記事なので、是非とも対比しながら読んでみてください。

mainichi.jp