固定価格買取制度:北陸電力も太陽光発電急増で送電網の余裕が減少
現在、九州電力・北海道電力・東北電力・四国電力・沖縄電力の5社が、固定価格買取制度における再生可能エネルギー発電設備の受け入れ保留・制限措置を取っていますが、ここに来て北陸電力も需給バランスが逼迫してきたようです。
増え続ける太陽光発電認定 北電「供給過剰」恐れる:北陸経済ニュース:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)
2014年7月末時点の太陽光発電設備の設備認定量が103万kWに達し、稼働中の風力発電15万kWと水力発電130万kWを合わせると、供給側合計が約250万kWに上ります。これが電力の需要の少ない軽負荷期(休日昼間)の電力需要に等しくなりつつあり、需給バランスに余裕がなくなってきたということです。
北陸電力はまだ他の電力会社のような保留措置をとらず、新エネルギー小委員会の系統WGに参加を申請して審議に協力することで、そこで決定された事項に応じた対策をとろうとしているようです。
しかし、設備認定や連系設備の増加によっては、それ以前に何らかの措置が取られる可能性があるため、予断を許さない状況と言えるでしょう。