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ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

太陽光発電事業:太陽光発電と火山噴火と火山灰

太陽光発電事業はひたすら晴れるかどうか天気とのにらみ合いとなる事業ですが、発電設備全体が常に屋外に曝露した状態にあるため、自然災害の影響も大きく受けます。

最近は火山の噴火に関するニュースがどんどん増えてきていますが、ひとたび火山が噴火すると太陽光発電所は大わらわになります。

火砕流や土石流が発生すれば、太陽光発電所は他の人工建造物同様に為す術もありませんが、他にも噴石・空振・火山灰などの影響も受けます。

 

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噴煙を上げ続ける阿蘇山(熊本にて撮影)

上の写真は熊本にて撮影した阿蘇山の噴煙です。

11月下旬に噴火した時には西側の菊池地域に向けて噴煙が流れ、降灰によって多くの太陽光発電所に影響が出ました。

火山灰への対策を取っている太陽光発電所として、鹿児島七ツ島メガソーラー発電所がよく取り上げられます。太陽光パネルのフレームにスリットを設け、雨による灰の除去効果を高める工夫がされています。

パネルに降り積もった多少の火山灰は風雨によって自然に取り除かれますが、あまりにも多くの降灰があったり何日も灰がなくならない場合には、清掃作業が必要になります。

七ツ島の場合には高圧洗浄準備がされているそうですが、清掃に要する費用と発電効率の低下分を図りながら実施することになるのでしょう。

他にも、2011年に霧島山新燃岳が噴火した際には噴石によって多くの太陽光発電設備が損傷しました。

火山活動の警戒情報が増える中、太陽光発電事業者にとっても日々のニュースから目を離せない日々が続きそうです。