再エネ業界ニュース:九州における再生可能エネルギー発電設備の運転開始状況及び認定状況(平成26年10月末時点)
固定価格買取制度に基づく再生可能エネルギー発電設備の運転開始状況と認定状況について、最新となる平成26年10月末時点のデータが公表されています。その中でも、何かと話題の九州電力管内における状況について九州経産局のリリースが1月29日付で出ています。
九州における再生可能エネルギー発電設備の運転開始状況及び認定状況を公表します(平成26年10月末時点)
今回の集計値では、九州における再生可能エネルギー発電設備の累積設備出力が613万kWとなり、うち太陽光発電の累積導入量は387万kWとなりました。全設備認定量1,827.8万kWのうち1,775.6万kWが太陽光発電で、構成比は97%と引き続き高い値となっています。
新たに稼働した太陽光発電設備は17万kWの増加となる一方、設備認定量は前月比10万kWの減少となっています。経済産業省による事業者向けの聴聞結果を受けた取消措置が、引き続き行われていることを示唆する結果です。
なお、12月に経済産業省の新エネルギー小委員会系統ワーキンググループに報告された、九州電力管内における太陽光発電の接続可能量は最大819万kWです。九州では平均して10~20万kW/月のペースで新設が進んでいるので、最短で来年秋~冬頃には接続可能量の上限まで太陽光発電設備の導入量が達すると推定されます。