再エネ業界ニュース:埼玉県が利根川の堤防にメガソーラーの設置を検討
メガソーラーの新規事業化が下火になりつつある中で、埼玉県が県内を流れる利根川の河川堤防に2MW級のメガソーラー建設計画を検討すると報じられました。
利根川にメガソーラー 埼玉県が検討、東電へ売電見込む - 産経ニュース
固定価格買取制度による全量売電事業として推進し、平成27年度に調査予算を計上して事業性を調査した上で、平成28年度からの事業着手を目指すということです。
ちょうど国土交通省による利根川の堤防改修工事が進んでおり、その中での実施を検討するということですが、こういった河川堤防でのメガソーラー建設は実現すれば国内初になります。
埼玉県では再生可能エネルギーの普及推進のために、県の未利用地を利用した太陽光発電事業を以前から進めており、FIT開始前の平成24年3月には行田浄水場に当時県内最大となるメガソーラー(1.2MW)を建設するなど先駆的な取り組みを行っています。
太陽光発電に限らず河川堤防への工作物設置は非常にハードルが高く、今回も全国初の事例として注目されることになるでしょう。