ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

再エネ業界ニュース:シャープが太陽電池事業から撤退検討の報道

一昨日頃から、シャープが経営再建に伴って太陽電池事業からの撤退を検討しているとの報道が増えてきました。

東京新聞:シャープ 太陽電池撤退へ:経済(TOKYO Web)

ほかに、日経は「太陽電池事業の売却・撤退を検討する。」と報じており、東京新聞の記事ではソーラーフロンティアに対する売却交渉をしていると報じています。

なお、シャープは公式に報道を否定しています。

 

当社の資本増強、業績及び事業構造改革などに関する一部報道について(シャープ株式会社)

 

10年前は太陽電池の世界トップシェアを誇り、現在も国内ではトップシェアを維持しているとされますが、固定価格買取制度による太陽光発電増加の中で海外メーカーとの競争も激しくなっており、収益の確保が困難になっていると推測されます。

太陽光パネルは20年以上の長期保証を謳うメーカーが増えていますが、このように国内最大手ですら事業部門廃止の可能性が取り沙汰される中で、より一層の慎重なメーカー選びが必要になりそうです。