【速報】:関西電力と日本原子力発電が老朽原子力発電所の廃炉を決定
NHK、日経、産経を中心に速報が出ていますが、関西電力が美浜原発1・2号機の廃炉、日本原子力発電が敦賀原発1号機の廃炉を取締役会で正式に決定したと報じられています。
今年に入ってから廃炉が噂されていた稼働開始から40年が経過する5基の原発について、3基の廃炉が決定しました。
また、九州電力と中国電力も今日明日の取締役会でそれぞれ玄海原発1号機、島根原発1号機の廃炉を決定すると見られていますので、これらの原発が今後正式に廃炉プロセスに入ることになります。
原子力発電所はベースロード電源として再生可能エネルギー発電設備の送電網に対する接続可能量の算定基礎となっているため、指定電気事業者となっている九州電力と中国電力管内ではこれまでの試算条件(全原発の再稼働前提)を見直さなければならないはずです。
ちなみに、今回廃炉になる5基の合計出力は2,216MWとなり、発電電力量ベースで太陽光発電所に置き換えると約10GW相当です。