再エネ業界ニュース:日本最大の再生可能エネルギー発電事業者 東京電力
福島第一原発事故以降、その組織としての去就が問われ続ける東京電力ですが、今年4月から「社内カンパニー制」による分社化が始まり、平成28年4月からは正式に発電・送電・小売配電の事業会社が独立する予定です。
この分社化によって再生可能エネルギー事業部門が「リニューアブルパワー・カンパニー」となり、日本最大の再生可能エネルギー発電事業者が誕生することになります。
ホールディングカンパニー制移行に向けた社内カンパニーの設置について|東京電力
東電は、このリニューアブルパワー・カンパニーの目的を「発電原価の低減や水力のリパワリングを中心とした新たな再生可能エネルギー電源の開発による収益拡大」としています。
東京電力は自社で多くの水力発電所を保有しているほか、合計30MWのメガソーラー(扇島・浮島・米倉山)や地熱発電所(八丈島)を有し、東伊豆風力発電所の建設や洋上風力発電の実証実験も進めています。
これらの発電設備を合わせると、東京電力は国内最大規模の再生可能エネルギー電気事業者ということになり、再エネ業界でも大きな影響力を持つことになりそうです。