ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

気候変動:カリフォルニア州で大規模な水不足 州全域に節水を義務付け

世界中で気候変動が取り沙汰される昨今、米カリフォルニア州で続く渇水が非常事態になっています。数年来続いている水不足が、州全域の節水義務付けに至るほど深刻化しているようです。

jp.reuters.com

水源となる山脈の積雪が記録的な少なさとなっており、今後更に渇水が深刻化する可能性が高いようです。

アメリカ全土の渇水情報を公表しているUnited States Drought Monitorを参照すると、カリフォルニア州の半分以上が異常な渇水(Exceptional Drought)状態にあり、その範囲はネバダ州にも及んでいます。

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(出所)United States Drought Monitor

更にアメリカ西部全域を見ても約60%が一定程度以上の渇水状態にあり、この問題がより深刻なものであることを示しています。

1年以上にわたってこの状況が続いており、これも気候変動による影響の一つと見ることができると考えられます。