太陽光発電事業:群馬県伊勢崎市での発電所損壊
先週15日に、群馬県伊勢崎市で短時間に猛烈な暴風雨が生じるという異常天候がありました。原因は「ダウンバースト」と言われていますが、その被害の報道の中で損壊した太陽光発電所が何度も取り上げられています。
上記の記事が現場の状況を詳しく伝えていますが、この発電所は1アレイ辺りのサイズが非常に大きくなっています。
なんと、横23枚×縦10枚あるいは横34枚×縦10枚という大型のアレイを、単管+杭基礎で組んでいたというかなり特殊な仕様になっています。他の報道ではパネルの重さが25kgとも言われているので、おそらく72セルの大型モジュールだったのでしょう。
今回はダウンバーストによる突風被害だったとはいえ、さすがにこの発電所は良い設計だったとは言えません。
完工して1ヵ月だったという所有者へのインタビューもありましたが、被害自体は火災保険(風災)でカバーされる範囲と思われるので、そちらで修繕していくことになるでしょう。
本件は各所で報じられたので多くの質問を受けましたが、自然災害として特異なものだっただけでなく、発電所の構造も特徴的すぎたというのが感想です。