再エネ業界ニュース:九州電力の出力抑制に対する広域機関の検証結果が公開 - 2月に種子島で実施
昨年5月に、九州電力が種子島で初めて再生可能エネルギー発電設備に対する出力抑制(出力制御)を実施したことが話題になりましたが、今年2月に再び出力抑制が実施され、その検証結果が広域機関から公表されました。
結論としては、今回の出力抑制措置は適切という内容です。
再生可能エネルギー発電設備の出力抑制に関する検証結果の公表について|お知らせ|電力広域的運営推進機関ホームページ
今回の背景は以下のようになっています。
- 2月21日(日)に発電出力の下げ代不足が見込まれた
- 同日の13時時点での想定需要は16,400kW
- 出力抑制の必要量は440kW
- 太陽光発電所1ヵ所(1,000kW)に出力抑制を指示
- 抑制は9時~16時で実施
この出力抑制実施に対して、実際の需要量は14時段階で16,027kWだったと報告されており、島内の火力発電所は一時的に通常運転時の最低出力(50%, 9,000kW)を下回る出力で運転したとのことです。