電力小売自由化:再生可能エネルギーの融通で広がる地方自治体の連携 - 福岡県みやま市と大分県豊後大野市
FITの導入以降、 地方自治体による再生可能エネルギー発電事業が拡大してきました。
その発電設備を利用した新電力の設立も少しずつ増えてきた中で、その先駆者である福岡県みやま市(みやまスマートエネルギー)が大分県豊後大野市と再生可能エネルギーの普及などを目指した連携協定を結んだことが報じられています。
再生可能エネルギー利用では、様々な地域に賦存する自然資源からエネルギーを生産していくことになりますが、市町村という人工的な線引きの中では資源量や種類に偏りが出てきます。
それを、地域間連携によって相互補完できるようになれば、単独の自治体だけでは取り組めない、あるいは取り組む動機付けが低い状況を打開することができます。
今後、再生可能エネルギー事業に意欲的な自治体を中心に、さらに近隣の自治体を巻き込むような形で同様の連携が広まっていくべきと考えます。