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ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

太陽光発電事業:太陽光発電競争力強化研究会のレポート① - わが国の太陽光発電の抱える課題

固定価格買取制度(FIT) 再エネ業界ニュース 自然エネルギー 資源エネルギー政策 O&M 維持管理

わが国の太陽光発電産業は、2000年代半ばには世界トップ水準の国内導入量及びモジュール出荷量を誇っていました。

現在は、FITの影響で年間導入量こそ中国に次ぐ第2位となり、累積導入量も国別では上位に返り咲こうとしていますが、主要な国内モジュールメーカーの出荷量は世界大手に大きく水をあけられています。

そんな状況下にあって、わが国の太陽光発電産業の競争力強化を図るにはどうしたらいいのか?を研究したレポートが、経済産業省から10月に公表されています。

www.meti.go.jp

 

 太陽光発電の競争力強化に向けた課題とは

このレポートの中で、わが国の太陽光発電の競争力強化に向けた課題として、下記の3

項目が挙げられています。

  1. コスト競争力の強化
  2. 長期安定発電事業への転換
  3. 太陽光発電の自立的な導入に向けた新しいマーケットの拡大

現在、わが国の太陽光発電の発電コストはドイツ・フランスの2倍、英国の1.5倍といった水準になっており、このコスト構造を変えていくことが喫緊の課題です。

長期安定発電事業への転換という点では、適切な点検・保守(O&M)の実施やアセットマネジメントの浸透、製品や施工の品質向上などが課題ですし、ポストFITを見据えた新しいマーケットでは蓄電池の併設やVPP、ZEHやZEBといった自家消費電源化などが考えられます。

まず当面は、FITの目的であるコスト構造の改善を図りつつ、改正FIT法でも盛り込まれつつあるO&Mの義務化による電源としての安定化を果たすことが重要でしょう。

 

記事をまとめて見たところ長文になってきたので、コスト構造の分析は②として掲載します。