ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

再エネ業界ニュース:岩手県軽米町で進む80MWのメガソーラー建設 - 農山漁村再生可能エネルギー法の活用事例

岩手県軽米町で、農山漁村再生可能エネルギー法を活用した大規模な再生可能エネルギー発電開発が進められていますが、その中でも最大となるレノバのメガソーラー建設が今年3月から着工しています。

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軽米町全体では200MWを超える発電所の建設が進んでおり、メガソーラーと鶏糞バイオマス発電所が計画されています。

総事業費はおそらく600~700億円に達すると見込まれ、町予算の10年分程度に相当する大規模事業であることから、上記の記事中でも町長が地元経済への波及効果を期待しています。

本事業は農山漁村再生可能エネルギー法を活用していることから、地域の農林漁業等に対する再生可能エネルギー事業からの収益還元が求められますが、これだけの事業規模に対してどれだけの経済的な恩恵が地域にもたらされ、その振興に寄与するかというのは社会的にも大きな関心事です。

地域に根差した自然エネルギー事業が、地方の抱える様々な問題を解消することが出来るのかどうか、この取組には引き続き注目していきます。