ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

講演情報:太陽光発電検査協会の技術部会にて営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の技術講演

先週は長野・名古屋・京都にて営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の講演をさせていただき、大忙しの1週間でした。

その中で、5月18日には京都にあるけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にて開催された、太陽光発電検査協会の技術部会にお招きいただき、営農型太陽光発電の技術講演をさせていただきました。

講演の題目は『長期安定稼働を目指した営農型太陽光発電設備の導入』です。

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普段の講演では、営農型太陽光発電の制度や事例紹介を中心にお話することが多いのですが、今回は技術部会での講演ということで営農型太陽光発電の技術的な部分にもフォーカスしながらのお話です。

特に、匝瑳の事例や先日完成した井川町の水田ソーラーシェアリングを例に挙げ、スリムタイプモジュールという点は踏襲しながらも、改正FIT法対応・改正JIS対応を目指した経済性を備えたアルミ・鋼管架台による設計や基礎構造、新型モジュールの特長などの説明に力を入れました。

また、野立てとのO&Mの違いについても言及し、営農型太陽光発電の持つポテンシャルと社会的な意義から今後のポストFIT下においても、大きな普及が図れる点なども強調させていただきました、

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同協会とは3年以上の付き合いですが、太陽光発電のO&Mに関わる組織としては全国最大規模にまで成長しているということで、今後も協力してPVマーケットの成熟に向けた取組を進めて行ければと思います。