風力発電:JR東日本の風力発電事業計画に対する環境大臣意見 - 山間の集落への影響懸念
JR東日本の子会社が福島県いわき市で計画している風力発電事業に対して、計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見書が経済産業大臣宛に提出されました。
今回の事業計画地はいわき市三和町とのことですが、計画地の周辺は山間部に棚田や集落が広がり、「新田の大山桜」と呼ばれる樹齢400年以上のヤマザクラを中心に桜が群生しているエリアもあります。
中山間地の風力発電事業の場合、生態系への影響だけでなく近隣住民の住環境に与える影響(騒音、影、工事中の車両通行など)があり、今回の場合には自然景観に対する影響も大きくなることが懸念されます。
そういった環境への事業が与える影響に対する懸念を含めた形で、環境大臣意見が提出されており、中山間地の景観保全も含めて今後JR東日本がどのような環境配慮対応を図るのか注目していきます。