ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

ソーラーシェアリング:株式会社エコ・マイファームを設立 - 自然エネルギー×農業を推進するJV

この度、千葉エコ・エネルギー株式会社株式会社マイファームと共にJV「株式会社エコ・マイファーム」を設立いたしましたので、ご報告いたします。

JV設立のターゲット

今回のJV設立は、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電が急速な広まりを見せる中で、ソーラーシェアリングが目指す自然エネルギー×農業のコラボレーションによる農業振興という特長により焦点を当てています。

自然エネルギーによる地域振興を目指す千葉エコ・エネルギーと、耕作放棄地の解消を目指すマイファームの知見を組み合わせることで、安定した営農並びに自然エネルギー発電事業の実現をサポートしていきます。

詳細は下記のリリースをご覧ください。

www.chiba-eco.co.jp

今回のJV設立で何が変わるか?

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の目的は、農地の上に自然エネルギー発電設備を設置し、その収益で農業者の所得向上を図り安定した営農の実現を支えていくことにあります。

 

f:id:chibaecoenergy:20170524093019j:plain

 

わが国の農業が抱える問題は農家所得の低迷、後継者の不足、専業農家の減少、農地集約の地帯、新規参入者の農地確保の難しさなど多岐に亘っていますが、都市部を除く多くの市町村では基幹産業が農業であり、農業の衰退は直ちに地域の衰退に繋がります。

一方で、ソーラーシェアリングが農業者の所得向上を図ると言っても、太陽光発電事業に取り組むためには専門的な知識が求められますし、耕作放棄地などを利用して発電事業に取り組みたいとなっても、長期に亘る安定した営農体制を確立することもまた相当の知見が必要となります。

今回設立したエコ・マイファームでは、自然エネルギーと農業の両方の視点で豊富な知見と経験を有する両社がジョイントすることにより、今までわが国になかった事業化支援サービスを提供すると共に、ソーラーシェアリングの更なる普及に大きな役割を果たしていきます。