ソーラーシェアリング:八千代市のソーラーシェアリングサイトを見学してきました
八千代市再生可能エネルギー協議会の主催で、千葉県八千代市にあるソーラーシェアリングサイトを見学してきました。
5月に読売新聞でも取り上げられた発電所です。
【発電所全景】
6反歩ほどの畑に50kWの発電設備3基が設置されており、手動式のモジュール回転機構が導入されています。
ハンドウインチで500枚のモジュールを一気に動かすことができる構造になっていて、1日の中でも頻繁に角度を変えていくそうです。
【発電所内の様子】
発電設備の下部では主に落花生が栽培されており、ちょうど花芽がつく時期を迎えていました。
訪問の前日には大雨に見舞われていましたが、畝を避けるような形の雨だれとなっていて、直接作物に対してあたるというようなことはないようです。
【落花生の花】
ソーラーシェアリングのオーナーは地元で代々続く農家さんですが、将来に亘って農地を守るためにはどうすればいいか思案する中でソーラーシェアリングに出会い、今回の設備導入によりご両親の跡を継いで専業農家となったそうです。
耕作放棄地の解消や予防がソーラーシェアリングの大きな目的の一つと考えていますが、八千代市内ではこの発電所以外に事例がないということで、今後どのように広めていけるかを考えていきたいと思います。