ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

ソーラーシェアリング:水田ソーラーシェアリングは順調に生育中 - 『あきたこまち』を栽培

5月に完成して『あきたこまち』の田植えを行った、秋田県南秋田郡井川町の水田ソーラーシェアリング「井川初号機」ですが、8月に入って穂も出揃い順調に稲が生育しています。

夏の晴れ間の写真を撮ってきましたが、緑色の絨毯の中に立つ水田ソーラーシェアリングは壮観な眺めでした。

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実際に発電所の下での耕作をお願いしている農家さんにも話を伺ってきましたが、設備のある部分とない部分で『あきたこまち』の生育状況に大きな違いはなく、出穂の時期もほぼ揃っていたということです。(秋田県内における『あきたこまち』の出穂は8月上旬)

今回の設備は、架台設計やモジュールレイアウトについて営農に対する最適化を図っており、今のところはその狙い通りの結果が出ているようです。

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この「秋田県初の水田ソーラーシェアリング」というインパクトは大きく、設備が完成した5月以降は現地視察の依頼が絶えません。

特に農業者の方の関心が強く、東北地方を中心に今年の稲刈りが終わった頃から一気に新しい計画作りが進んで行きそうです。

また、井川初号機の下では9月中旬~下旬頃に稲の収穫を予定しています。