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ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

O&M・維持管理:稼働中の発電所から盗まれたケーブル・太陽光発電所と盗難

O&M 維持管理

太陽光発電所の建設ラッシュが続く中で、建設中や稼働中の発電所からの盗難というニュースが増えてきました。

ここしばらく滋賀県で事件が連続しており、同じ発電所が2回狙われたという事件もあるようです。

 


Yahoo!ニュース - メガソーラー送電用ケーブル盗難相次ぐ 滋賀・野洲と高島 (京都新聞)

 

主に狙われているのはケーブル類で、メガソーラー級になると使用するケーブルの総延長は数km以上に及びます。送電用に使われるケーブルは金属の純度が高く、まとまった量があることから狙われているものと思われます。

道路の側溝すら盗まれる時代ですから、こういったケーブルとなればなおさら価値が高いということなのでしょう。メガソーラーであれば郊外への立地が多く、工事のためのルートは当然ありますから、トラックなどでも近付きやすいです。

また、今回特に発電事業者にとって衝撃が大きいのは、稼働中の太陽光発電所からもケーブルが盗まれたという事件です。

太陽光発電所のセキュリティというと、

  • 外周をフェンスで囲む
  • 管理用の門扉の施錠
  • フェンスへの鼠返しや有刺鉄線の設置
  • 監視カメラや赤外線センサーなど防犯システムの設置
  • 管理事務所の設置による有人管理(まずありません)

このようなやり方があります。

フェンスは破壊されてしまうケースもあることから、防犯システムの導入が最も有効な対策となります。ただ、太陽光発電所は膨大な敷地を使用するため、初期導入費用+毎月の運用コストを懸念して防犯システムを導入しない、または導入しても限定的という事例が多いようです。

盗難自体は保険によってカバーされる部分もあると思いますが、それこそ稼働中の発電所でケーブルが大規模に盗まれたとなれば、復旧工事の手配→再稼働までの売電損失もばかになりません。

 

こういった盗難事件が多発してきたことで、発電所の維持管理(O&M)の一環としての防犯対策が、これまで以上に重要になってくるでしょう。