再エネ業界ニュース:サニックスが再び希望退職を募集 太陽光事業の不振で300人規模に
今年6月に600人規模の希望退職を募集したサニックスが、太陽光発電事業の不振を理由に再び300人規模の希望退職を募ると報じられています。
福岡に本社を置く同社は九電ショックの煽りを大きく受けたと見られますが、13日に発表された中間決算では売上高が対前年比30%以上の減少となり、決算短信中では「太陽光発電事業における市場環境の変化による影響等を受け、大幅な減収」と表現しています。
東日本における受注を増やした一方で、西日本の減少が大きく響いたと見られ、通期の連結業績予想では当期純利益を28.2億円から6,000万円に引き下げました。
6月の同社の大規模な希望退職は、現在の太陽光発電業界を象徴するような出来事として捉えられましたが、今回も同じようなインパクトがあると見られます。
急拡大した市場が落ち着いていく中で、太陽光発電に携わる各社がどのような事業転換を図っていくのかは、将来的なわが国における太陽光発電というものの社会的位置づけを決めることにもなるのでしょう。