ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

再エネ業界ニュース:千葉商科大学が取り組む『自然エネルギー100%大学』 - 省エネから創エネまで

以前、千葉大学で学生主体の環境マネジメントシステム運営に関わっていた頃、その先進地の一つが千葉商科大学でした。

同大学が今打ち出しているのが、『自然エネルギー100%大学』です。

 

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2000年代には地球環境問題への意識の高まりから、ISO14001や環境報告書の発行などに企業の関心も集まり、大学でも環境問題に関心を持つ人材の育成や環境配慮の取り組みが盛んに行われてきました。

ただ、エネルギー分野に限ってみれば省エネをいかに推進するかが中心であり、自然エネルギーを積極的に取り入れていくという動きは低調だったように思います。

それが2012年のFIT導入以降、エネルギー事業の一般化や設備導入コストの低下により、私立大学を中心に自然エネルギー発電設備などを取り入れる動きが増えてきました。

自然エネルギー100%に取り組む企業が増える中で、各地域の大規模事業所でもある大学が同様の取り組みを進めることは非常に意義のあることであり、今後同様の取り組みが各地で広がっていくことに期待しています。