講演・メディア:朝日新聞夕刊本紙に弊社ソーラーシェアリング事業が掲載 - 顔の見える電力
昨日12/12付の朝日新聞夕刊本紙に、弊社の匝瑳市飯塚地区におけるソーラーシェアリング事業の取材記事が掲載されました!久々の全国版での記事掲載です。
11月にリリースした、みんな電力への売電切り替えを切っ掛けとした新たな取り組みについての記事です。
ソーラーシェアリングのコンセプトの一つは、自然エネルギーによる農業と地域の活性化にあります。
今回、電気の生産者と消費者を直接繋ぐという、みんな電力の「顔の見える電力」で電気の供給を開始したことで、農産物の生産地と消費者も繋ぐことができるようになりました。
ちょうど飯塚地区では大豆の収穫期を迎えていますが、この生産物や加工品などを「顔の見える電力」を通じて消費者の方に直接お届けするといった取り組みも、今後進めていきたいと思います。
ソーラーシェアリング:匝瑳で大豆の収穫が始まりました - 2年目のソーラーシェアリング
晩秋の麦蒔きを伝える中で都度都度予告してきた、匝瑳市飯塚地区のソーラーシェアリング設備での大豆収穫が本格的に始まりました。
今年は10月の台風の影響もあって、太平洋側からの塩害による大豆の早枯れに見舞われ、収穫期をいつにするか図っていました。そしてついに12/5から収穫作業を決行することになり、Three little birdsが新たに導入したコンバインでの刈り取りがスタートです。
上の写真はクボタのDC-1 デコイチで、大豆・そばの収穫専用のコンバインです。
今年の収穫にはこいつが大活躍!する予定で、先週末に試運転をした上で作業日当日にも様々なメンテナンスを施しました。
実際に刈り取りを始めて見ると、台風時の強風で大豆が倒れてしまっていたり、まだ枯れきっていないところがあったりと、作業に苦戦する部分もありました。
今年は飯塚地区のソーラーシェアリング設備全体で2種類の大豆を播きましたが、その内の「ヒューガ」を先行して刈り取っていきます。
収穫後の畑にも麦を播きますが、作業を一気に終わらせるために刈り取りの際にどんどん麦も播いていき、刈り終わった場所からトラクタで耕転していきます。
その作業風景は、ちょっと不思議な感じでした。
大豆の取れ高は、この日刈り取り作業を行った圃場が全て耕作放棄地から再生して1年目の圃場で、更に無農薬・化学肥料不使用での栽培ということを勘案すると、十分な出来ではないかとのことでした。
当日は農林水産省や関東農政局からの視察もあり、朝から日没までとても賑やかな収穫作業となりました。
今年はソーラーシェアリング設備の整備が一気に進んだこともあり、収穫面積は飯塚地区全体で4ha近くに及びます。まだ枯れきっていない大豆も見られることから、今月いっぱいは収穫作業が続くことになりそうです。
固定価格買取制度:平成30年度に向けた調達価格等算定委員会の議論が続く - 非住宅用太陽光発電のコスト目標は2020年14円/kWh
平成29年度のFIT調達価格確保に向けた動きが活発化し、先日は経済産業省/資源エネルギー庁から事業計画認定の申請〆切りが示される中、各電力会社も12月~1月中の接続契約締結に関する〆切りを公表し始めました。
そんな動きと平行して、調達価格等算定委員会も少しずつ来年度以降のFIT調達価格決定に向けた議論を重ねているようです。
この配付資料の中で、『各電源の現状について』とする資料があります。
平成28年度末時点での各電源の設備認定状況や導入状況の他に、長期的な発電コストの低減目標が盛り込まれています。
他に、中小水力発電やバイオマス発電は諸外国に比べて高コストと表現されています。
特に太陽光発電は早期のFITからの自立化が言われていますが、非住宅用太陽光発電(事業用太陽光発電)では毎年調達価格が新たに決定されていく中で、上記のNEDO技術開発目標による『2020年 発電コスト14円/kWh』が一つの目安になっていくでしょう。
そろそろ来年度調達価格の噂も流れ始めていますが、引き続き最もメジャーな自然エネルギー源としての普及が図られていくことは、疑いないところだと考えています。
ソーラーシェアリング:収穫期を迎えた大豆畑 - ソーラーシェアリング2年目の冬
先週の日曜日には無事に匝瑳市飯塚地区の「第1回ソラシェア収穫祭」も終わり、徐々に冬の足音が聞こえ始めました。
徐々に日が暮れる時間も早くなって、夕焼けに染まる大豆畑ではすっかり枯れた大豆の房が収穫を待っています。
昨年は数度の台風によって大幅な収穫量の減少に見舞われましたが、今年も8月の長雨や10月の2度に亘る台風の襲来を経て、どの程度の収穫を得られるかは刈り取りが終わるまで分かりません。
ただ、畑では夏から秋に至ってしっかりと実をつけた房が、夕日に照らされて紅く染まっています。
ソーラーシェアリングの下の畑に落ちていた大豆の房を拾ってみると、中からはふくふくとした青大豆が出てきました。
まもなく12月、飯塚開畑地区の大豆畑もいよいよ収穫期を迎えます。
収穫が終われば本格的な冬を迎え、また来年に向けた畑の準備が慌ただしく始まることになります。
講演・メディア:第1回次世代農業セミナーに登壇します! - AGRI JOURNAL主催の農業セミナー
ソーラーシェアリング:冬に向けた麦播きを行いました - 大豆はまもなく収穫へ
11月に入って秋も深まり、冬の足音を感じるような冷え込みも始まりました。
匝瑳市飯塚地区のソーラーシェアリングでは、大豆がまもなく収穫の時期を迎えようとしています。
そんな晩秋の風景の中で、来年の春に向けた準備も始まっています。麦の種蒔きです。
夏場の大豆播種後に完成した、千葉エコの匝瑳飯塚 Sola Share 3号機や、麦の栽培を計画している匝瑳メガソーラーシェアリングのB地区では、先週から麦の播種が始まりました。
千葉エコの3号機では、なんとビール麦を育てる計画です。匝瑳地ビール計画の第一歩を踏み出しました!
ソーラーシェアリングの下で農業を行う、Three little birds合同会社のメンバーによって、完成したばかりの設備に種が播かれていきます。
今回の千葉エコ3号機は、日本初のスリムタイプモジュール+アルミ&鋼管架台を採用した設計で、杭のフランジにまでこだわることで、従来の単管架台よりも農作業の効率化を図っています。
晩秋の早い夕暮れが迫る中、無事に播種作業を終えることが出来ました。
厳しい冬を越えた麦が、来年の春には青々と畑一面に生い茂る姿が、今から楽しみです。
固定価格買取制度:平成29年度の設備認定申請の提出期限が公表 - バイオマス発電以外の新規申請は1月12日まで
毎年この時期になると業界関係者をやきもきさせる、再生可能エネルギー発電設備の設備認定に関する今年度の提出期限日が、資源エネルギー庁から公表されました。
バイオマス発電の新規申請は12/12まで、バイオマス発電以外の新規申請は1/12までという期限が設けられています。
平成 29 年度中の認定申請等にかかる提出期限について(注意喚起)
ソーラーシェアリングを含む太陽光発電の駆け込み申請が特に集中することが恒例になっていますが、今年度から改正FIT法へと移行したことで新規の申請には電力会社による接続の同意を示す書類の提出が必要となります。
こちらの提出期限は2月16日と設定され、新規申請時に提出できなくてもこの期限までに提出すればよいことになります。
一方で、この接続の同意を示す書類を発行するための申込期限は各電力会社によって異なってきますが、まだ一部の電力会社しか期限を公表していないようです。
今後、各社からアナウンスが出てくるかと思いますが、11月末あるいは12月末で区切られることが想定されますので、今年度の調達価格での設備認定を受けるに際しては〆切りに留意した事業計画の立案と、申請手続きを行う必要があるので、くれぐれもご注意ください。
再エネ業界ニュース:新電力がぶつかる2020年問題 - 電力自由化の完了に向けて
電力小売りの全面自由化が進み、既存の電力会社から切り替えた契約数が10%を超えたという報道も目にするようになりました。
従来のサービスとのセット売りによる大手電力会社 vs ガス会社という構図や、ガソリンスタンドや通信、スーパー、ハウスメーカーなど様々な業態の事業者が新電力事業に参入しています。
そんな中で、「電気事業の2020年問題」をまとめた記事を目にしました。
既に東京電力が発電・送配電・小売りの各事業を実質的に分社化していますが、2020年には全ての大手電力会社も含めて、この「発送配電分離」が行われます。
その上で、大手電力会社は福島第一原子力発電所事故の際にも大きく取り上げられた「総括原価方式」がなくなり、現在は一定の規制が設けられている電気料金の設定が自由化されていくことで、さらなる小売りの競争激化を招くと予想されています。
電力小売り自由化が始まってからというもの、大手電力会社と新電力の苛烈な価格競争が続いており、大規模な電力需要家が新電力の見積りをとると大手電力がすぐにもっと安い相見積りを出してくるというのは珍しくありませんでした。
現在も大手需要家を巡る攻防が続く中で、大手電力会社の小売り部門が本格的に営業拡大努力を図ってくることになれば、中小の新電力は価格以外の別の対抗軸を見つけなければなりません。
それは、地域に根ざした電力会社というポジションであったり、自然エネルギー100%という方向性だったりと様々なやり方が模索されていますが、まだ消費者の心理や行動を大きく動かすには至っていないのも現状です。
わずか1年足らずで新電力事業から撤退する事業者も出始める中で、卸売市場を巡る問題も明らかになりつつあり、我が国の電力小売り自由化がどのような姿になっていくのか、この先数年で形が定まることになるでしょう。
ソーラーシェアリング:千葉エコ アグリ事業部が発足しました! - 自社農場などを整備して農業に本格参入
ここ2年近くに亘って、千葉エコ・エネルギーとしてほぼソーラーシェアリング事業に注力してきましたが、ついに農業へと本格参入すべくアグリ事業部を発足しました!
下記がニュースリリースになります。
昨年3月に匝瑳飯塚 Sola Share 1号機が完成して以降、自社のソーラーシェアリング設備が増えていき、また匝瑳市飯塚地区でソーラーシェアリング下の農業を行うThree little birds合同会社への出資参加などを通じて、農業に関わる機会が非常に多くなってきました。
今年5月には、株式会社マイファームとのJVとしてエコ・マイファームを設立し、農業部分のコンサルティングに携わる機会も生まれました。
そんな中で、社内的にも「農業をやりたい!」という声が強くなり、オフィスのベランダにプランターが増えたり、室内に鉢に植えられた色々な植物が増えたりしていく中、今回満を持してのアグリ事業部発足です!
まずは自分たちの畑を持つところから・・・?ということで、今後次々と新プロジェクトを打ち出していきますので、是非ご期待ください。
講演・メディア:エネルギーポータルサイト"ENECT"(運営:みんな電力)にインタビュー記事が掲載されました
ソーラーシェアリングを「農業と自然エネルギーの新しいカタチ」として普及していく中で、これまでは各地に設備を普及させていくことに重きを置いてきました。
その中で、ソーラーシェアリングで作られた電気をどこに届けるか?を常に課題として抱えていましたが、その答えを見つける一歩として新電力事業者との連携を進めようとしています。
今回、電気の生産者と消費者を繋ぐ「顔の見える電力」を展開しているみんな電力株式会社のエネルギーポータルサイト『ENECT』に、匝瑳ソーラーシェアリングプロジェクトの取材を受けて連載記事として取り上げていただくことになりました。全3回での掲載予定です。
みんな電力の「顔の見える電力」には、既に複数のソーラーシェアリング事業者が登録されていますが、そもそもソーラーシェアリングとは?というお話しから、更に農業と自然エネルギーの関係や背景にあるストーリー、農地で作られる電力を買う意味とは、といった点を掘り下げてお話しさせていただきました。
毎週月曜掲載となりますので、是非ご覧ください。