ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

ソーラーシェアリング:ソーラーシェアリング推進連盟 設立記念シンポジウム報告

5月31日に開催された「一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟設立記念シンポジウム」は、開催3週間前の告知にも関わらず参加者250名という大盛会となりました。

農林水産省の通知によってソーラーシェアリングの導入が制度化されてから丸5年、全国各地に累計で1,269件の設備が設置され、地域の農業活性化に向けた取り組みが増えてきています。

今回の設立記念シンポジウムでは、ソーラーシェアリングの発案者である長島彬先生の基調講演に始まり、農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課再生可能エネルギー室の鎌田室長による制度改正のお話の後に、各地でソーラーシェアリングによる地域と農業の活性化に取り組む全国ご当地エネルギー協会の皆様に、テーマセッションとして事例報告をしていただきました。

最後にはパネルディスカッションを行い、ゲストとしてパタゴニア日本支社の辻井支社長、横浜環境デザインの池田社長をお招きし、ソーラーシェアリングによって実現するこれからの社会についてトークしました。

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ソーラーシェアリング推進連盟 関係者一同

世界の再生可能エネルギー普及が急速に進み、我が国のエネルギー政策も転換期にある中で、今回のシンポジウムにこれだけ多くの方の参加を得られたことで関心の高まりを感じています。

当日の様子はソーラーシェアリングWebやITmediaで詳報されていますので、下記記事をご覧ください。

ソーラーシェアリングの盛り上がりを実感! 連盟シンポジウムレポート (1) – ソーラーシェアリングWeb

 

www.itmedia.co.jp

イベント情報:PVJapan2018にてソーラーシェアリング・サロンを開設 - 農林水産省の協力で実現

明日、6月20日からパシフィコ横浜で開催される「PVJapan2018」の準備も佳境となり、今回開設するソーラーシェアリング特設ブース『ソーラーシェアリング出張相談所 i n 横浜』の全貌が見えてきました。

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展示内容

などなど、ソーラーシェアリングの最新情報が集まる3日間となります!

農林水産省の協力をここまで得たソーラーシェアリングのイベント出展は、おそらく史上初です。

本イベントの詳細は、下記の主催者Webサイトをご覧ください。

www.jpea.gr.jp

ソーラーシェアリング:「ソーラーシェアリングの営農サポートサービス」が次々メディアに! - エコ・マイファームの新サービス

先月末にリリースした、エコ・マイファームによるソーラーシェアリング向け新サービスが、徐々に注目を集め始めて各メディアに取り上げられ始めました!

今回リリースしたのは、ソーラーシェアリングへの「営農者マッチングおよび営農サポートサービス」です。主立ったところでも、下記の3つのメディア(日経XTECH, ITmedia, 環境ビジネス)に取り上げていただきました。

tech.nikkeibp.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.kankyo-business.jp

今回のサービスのターゲットは、ソーラーシェアリングで地域の農業活性化を進めたいものの、地元の農業者が高齢者ばかりで後継者が見つからなかったり、耕作放棄地の再生を進めるにあたって新規で営農してくれる人材が不足していたりといった悩みを抱える方々です。

特に若手の後継者不足は深刻で、事業開始当初は現在の営農者だけで進められそうだけれど、5年後や10年後にバトンを渡していく人材が確保できていなければ見切り発車になってしまうし、そうはいっても一度地域を離れた若者を呼び戻せる訳もなく...

といった悩みを非常に多く耳にします。

一方で、事業拡大を考えたい農業法人や、Uターン・Iターンを含めて新規就農を希望する人々も多く、そういった人たちにとっては「どこの地域であれば新たな農業者として受け入れて貰えるか」という情報の少なさが一つの悩みになっています。

他にも様々なアプローチがありますが、自然エネルギーを切っ掛けにした農業活性化に貢献するものとして本サービスを展開していきます。

詳しくはエコ・マイファームまでお問い合わせください!

ソーラーシェアリング:農林水産省の営農型太陽光発電取組ガイドが更新 - 千葉エコが表紙になりました!

農林水産省による営農型太陽光発電の通知改正を受けて、ソーラーシェアリング界隈が大きな盛り上がりを見せる中、農水省も着々と資料のアップデートを進めています。

その中で、昨日6月14日付けで改定された「営農型太陽光発電取組ガイド」の表紙&事例紹介にて、千葉エコの匝瑳1号機が取り上げられました!

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営農型太陽光発電取組ガイド 表紙

営農型発電について:農林水産省

昨年の11月には公表されていたこの「取組ガイド」ですが、ほとんど世の中に知られることなくひっそりと掲載されていた中で、実は金融面でのソーラーシェアリングに対する支援施策など重要項目が載っています。

ソーラーシェアリングの導入フローなども掲載されていますので、是非ご覧ください。

お知らせ:PVJapan2018にソーラーシェアリング特設ブースを出展 - 農林水産省からスペシャルゲストも

突然のお知らせですが、6月20日~22日にパシフィコ横浜で開催される「PVJapan2018」に、「ソーラーシェアリング特設ブース」を出展することになりました!(協賛:城南信用金庫

www.jpea.gr.jp

この太陽光発電業界の一大イベントに、ソーラーシェアリング一色のブースを4小間使って展開します。各種パネル展示のほか、ブース内トークセッションも盛りだくさんの内容にしつつ、交流サロンのような雰囲気も醸し出す予定です。

今回は前代未聞の企画として、農林水産省再生可能エネルギー室の淺野課長補佐にブースへ立っていただく(20日午後のみ)ほか、21日には同再生可能エネルギー室の鎌田室長とのブース内トークセッションも行います!

22日には出展者セミナーに私が登壇するほか、他にもスペシャルゲスト・展示企画を用意していますので、ソーラーシェアリングの最新情報・最先端に触れられる3日間に是非ご来場ください。

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プレスリリース

 

講演・メディア:新エネルギー新報にインタビュー記事掲載 - 4pに亘ってエネルギー政策を語りました

6月5日付で発行された「新エネルギー新報」に、なんと4pのボリュームで私のインタビュー記事が掲載されました!同紙の表紙にも名前が載るという、おそるべき待遇です。

記事タイトルは『「農業を化石燃料から解放する」千葉エコ・エネルギー馬上氏 エネルギー政策とソーラーシェアリング』です。

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今回のインタビューでは、いつものソーラーシェアリングに関するお話だけでなく、エネルギー政策の研究者としての視点からエネルギー基本計画やFITの現状、各自然エネルギー電源の動向まで幅広く語らせていただきました。担当してくれた記者さん曰く、「4pものインタビュー記事は数年ぶり」だそうです。

下記のサイトで全文が公開されていますので、是非ともご覧ください。

www.jkn.co.jp

ソーラーシェアリング:サツマイモ・落花生の作付けが進んでいます - 千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機

5月から農繁期に突入した千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機ですが、先週末には私も圃場に入ってサツマイモや落花生の作付けを行いました。

ソーラーシェアリング設備下での主たる作物はニンニクですが、ニンニクの作付けが秋であることや農業1年目ということもあって、春から様々な作物の試験栽培を試みています。

現在の作付け・栽培中作物リストはこんな感じです

先週金曜日には社内から希望者を募り、また京都大学の学生さんらにも協力を得てサツマイモや落花生を作付けしました。

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サツマイモの作付け風景

トラクターでの作業もまだまだ練習中で、落花生の方はマルチがうねるうねる。

2反歩ちょっとという面積ですが、種を一粒ずつ手で植えていきその上に土を被せていくというひたすらに地道な作業で、しかも作業姿勢は当然にしゃがんだり中腰だったりなので慣れないメンバーは休憩を重ねながら挑んでいました。

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落花生の播種作業

まだソーラーシェアリング設備下での作付け範囲は狭く、大部分は緑肥としてソルゴーを播種してあり、このところの雨もあってか一気に緑の絨毯が広がりつつあります。

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ソルゴーが繁茂し始めた畑

5月頃から千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機の視察依頼が引きも切らない状況になり、設備見学会の特設サイトを開設しました!

千葉も梅雨入りしましたが、これから畑がとても良い季節になってくるので、是非一度見学に来てください。

www.chiba-eco.co.jp

講演・セミナー:全国ソーラシェアリングサミット2018開催 - 基調講演者として登壇します

ソーラーシェアリング推進連盟の設立記念シンポジウムの熱気も覚めやらぬ中で、今年もソーラーシェアリングサミットの季節が巡ってきました。「全国ソーラーシェアリングサミット2018 in あしがら小田原大会」として、小田原市を会場に7月14日に開催されます。

私も基調講演者としてトップバッターでの登壇となり、その後に城南信用金庫の吉原毅顧問も基調講演で登壇されます。なかなか緊張する顔ぶれです。

今年で3回目となるソーラーシェアリングサミットですが、全国から実践者が集まってくるのはもちろんのこと、様々なテーマセッションや開催地で展開されているソーラーシェアリング事業の視察、そして夜の交流会と毎度盛りだくさんな内容になっています。

小田原では今年に入って2基目のソーラーシェアリングが完成しており、これは神奈川県内初の水田ソーラーシェアリングです。神奈川県はまだまだソーラーシェアリングの導入件数が少ないですが、これを切っ掛けに更なる盛り上がりが期待されます。

下記のWebサイトにて、サミットの詳細並びに参加申込みが出来ますので、是非ともご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております!

agrijournal.jp

講演・セミナー:第2回緊急セミナー開催 - ソーラーシェアリングの制度改正を解説

5月24日に開催した「ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナー」の反響を受けて、6月6日(水)に第2回の緊急セミナーを開催します!(内容は同一です)

再び、今回のソーラーシェアリング制度改正の詳細解説や、今後のソーラーシェアリング事業の見通しを、各種政策や補助事業の説明も交えてお話しします。

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前回の参加者アンケートでは「おなかいっぱい」というコメントをいただくほどの、盛りだくさんな内容で今回もお届けします。

セミナーの参加お申込は、下記のフォームからどうぞ。

goo.gl

 

講演・メディア:『ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナー』を開催 - 満員近いご参加をいただきました

農林水産省による5月15日発表のソーラーシェアリングの通知改正で、「何が変わったのか?」「一時転用許可が10年になる要件を知りたい」という問い合わせを多数受け、5月24日に急遽ソーラーシェアリング制度改正緊急セミナーを京橋のBTSオフィスで開催しました。

開催告知が1週間前という短い期間だったにもかかわらず、下記の写真のようにほぼ満員となる申込み・ご参加をいただき、改めてソーラーシェアリングへの関心の高まりを感じるセミナーとなりました。

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セミナー当日の会場 ほぼ満席となりました

セミナーでは農林水産省が公表した全ての資料を読み解き、新たに発出された「30農振第78号」の逐条解説なども行ったため、終了後のアンケートでは「もうお腹いっぱい」というコメントもいただくほどの濃い内容になりました。

今回は本当に「緊急開催」だったため、告知期間が短く「参加できなかった」というお声をいただいているので、6月にも同じ内容で第2回のセミナーを計画しています。

詳細が決まりましたら、また告知させていただきます。