ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

固定価格買取制度:東北電力も接続契約申込みの受け入れ中断を検討

一昨日の九州電力に続き、東北電力も固定価格買取制度に基づく接続契約申込みの受け入れ中断を検討していると明らかにしました。

 


再生エネ 受け入れ中断も 東北電 | 河北新報オンラインニュース

 

東北電力の海輪誠社長が定例記者会見で示した方針ですが、1社が動けば他も動くと予想していたものの、こうもすぐに話が出てくるということは他の電力各社も同様の検討している可能性が高いと思われます。

特に、東北電力の場合は震災復興への対応を進める一方で自然エネルギー発電設備の受け入れ対応を進めてきており、現在も社内体制が間に合わないからか、接続申込みに関係する対応はかなり遅くなっていました。

また、震災復興に関連して人口移動も多いことから、電力の需給が見極めにくくなっているのかも知れません。そういった部分に対処するためにも、一度固定価格買取制度に基づく契約受け入れを中断して、全体の技術検討をしたいというところでしょうか。

 

管内となる福島県では、メガソーラーを始めとする自然エネルギーによる復興を目指す動きも多いだけに、この受け入れ中断が行われた場合の影響は更に大きくなるでしょう。