ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

再エネ業界ニュース:カリフォルニア州で太陽光パネルの設置義務化へ- 新築住宅を対象に2020年から

カリフォルニア州エネルギー委員会が、2020年から新築住宅(3階建て以下)に対する太陽光パネルの設置を義務化したとのニュースです。こういった措置は、全米でも初めてになるとのこと。

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省エネ対策も含めて州内の住宅建築コストが100万円程度増えるようですが、現在の住宅建築コストの中央値が6,000万円以上とのことなので、建築コスト全体に占める割合はそれほど多くなさそうです。

設置義務化と聞くと、周辺に建物が密集していて設置してもパフォーマンスが悪い場所も多いのでは・・・?と思ってしまうのは、日本人的な発想なのかも知れません。

州政府の2030年次のCO2削減目標達成に向けた動きの一環ということですが、再生可能エネルギーの普及に向けた新たな取り組みが始まったなという印象です。

日本国内では住宅用太陽光発電のFIT切れが始まる中で「2019年問題」が叫ばれていますが、住宅用太陽光発電が当たり前になる社会における新たなエネルギー活用のあり方を、もっとしっかりと模索していく必要があるのだとも思います。