再エネ業界ニュース:宇宙太陽光発電の実現に向けてJAXAなどが無線送受電の実証実験へ
衛星軌道上に太陽光発電設備を設置して、マイクロ波で地上に向けて送電するという構想は古くからありますが、その実現に向けた送受電実験を来月JAXAが実施するとのこと。
宇宙で発電し地上に送電、実証試験へ JAXAなど:朝日新聞デジタル
実際に宇宙で発電して地球に電力供給を行うとなると、静止衛星軌道に大規模な人工構造物の建設が必要になるため天文学的な費用がかかるでしょう。
国際宇宙ステーションですら1,500億ドル(18兆円程度)を要していますが、記事中にある100万kW級の発電所となると、その1%程度の費用で作れなければ地上に作った方が費用対効果から見て手っ取り早いことになります。
建設時は地球上からちまちまと資材を送り出すよりも、月面基地からマスドライバーなんていう方法が思い当たりますが、いずれにしてもまだまだ遠い話でしょうか。