固定価格買取制度:平成27年度の再生可能エネルギー電気の買取価格(調達価格)が決定
様々な議論を巻き起こした平成27年度の固定価格買取制度の買取価格(調達価格)ですが、賦課金を含めて正式に決定された内容が経産省から公表されました。
内容としては、以前公表された調達価格等算定委員会の委員長案から変更ありません。
主な買取価格の変更点としては
- 非住宅用太陽光発電:29円/kWh(6月30日まで)
- 非住宅用太陽光発電:27円/kWh(7月1日以降)
- 住宅用太陽光発電:33円/kWh(出力抑制装置設置義務なし)
- 住宅用太陽光発電:35円/kWh(出力抑制装置設置義務あり)
- 未利用木質バイオマス:40円/kWh(2,000kW未満)
このようになりました。
その他の再生可能エネルギー源は全て据え置きです。
また、太陽光発電については新たに「接続申込の270日ルール」が適用されることになりましたので、別途まとめます。
非住宅用太陽光発電は当初言われていた価格よりも高くはなりましたが、29円/kWhが適用されるのは平成26年度調達価格の32円/kWhへの駆け込みが間に合わなかった一部の案件にとどまると思われます。
また、270日ルールにより27円/kWhの買取単価の適用を受けるためには7月初旬までの接続申込みが必要になるなど、まだまだ制度変更に伴う混乱が続きそうです。