ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

一般社団法人ソーラーシェアリング協会による大木戸視察

去る5月17日、一般社団法人ソーラーシェアリング協会の生津参与ら3名の方々が、千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機の視察に訪れました。5年ほど前に、同じ千葉市綠区内にあるソーラーシェアリング協会の設備を視察に行ったご縁があり、あの頃を振り返ると隔世の感があります。

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ソーラーシェアリング協会の生津参与(左から二人目)らと

ソーラーシェアリング業界の今後に向けた意見交換

一通り大木戸の設備の説明や、アグリ・エナジープロジェクトに関する説明の後、ソーラーシェアリング業界の現状や今後の見通しについて、率直な意見交換を行いました。

政策面での後押しもある中で、これから本格的な普及期にソーラーシェアリングが入っていくことは確実ですが、一方で太陽光発電事業が脱FIT・自家消費に向かう流れもあり、ソーラーシェアリングの普及フェーズもそれらと同じ方向性を向くかどうかは一つ重要な要素です。

ソーラーシェアリング協会ではハウス型の自家消費モデルの普及を進めており、その背景などを詳しく伺いました。

私からは、韓国・台湾など東アジアを中心にした世界展開についてお話しし、人類社会のエネルギーと食料生産を支える重要な取り組みとして、ソーラーシェアリングが捉えられているという見解をお伝えしました。

今回は短い時間での視察・意見交換でしたが、引き続き密接な交流を図りたいという点で一致し、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。