講演・メディア:朝日新聞に意見広告が掲載されました - パタゴニアと共に出稿協力
12月27日の朝日新聞朝刊(大阪版のみ26日)に、先日の東京新聞に続き石炭火力発電所の新設計画に関する意見広告が掲載されました。
今回も、パタゴニアと千葉エコ・エネルギーによる協力、という形になっています。
石炭火力発電は、1990年代の電力自由化(発電事業への参入規制緩和)を皮切りに、安価な電源として選好され急速に新設が進んできました。
そして今、福島第一原子力発電所の事故を経て更なる電力自由化に進む日本国内において、更なる石炭火力発電所の新設計画が進んでいます。
気候変動対応への世界的な動きが広がる中で、ここ数年、石炭火力発電所の計画に対する環境アセスメントのプロセスにおいて、環境大臣が否定的な意見を付すということが繰り返されてきました。
今後の我が国におけるエネルギーミックスにおいて、石炭火力発電をどの程度導入していくのか、その計画はパリ協定を始めとする国際合意に沿ったものなのかなど、政策面そして社会的な合意形成が不十分だと感じています。
まずは、石炭火力発電所の新設計画がこれだけあるということを広く知っていただき、再エネや原子力だけではないエネルギー供給構造に全般に関する、社会的な議論を喚起したいと思い今回の出稿に協力しました。