PV EXPO 2019 イベント登壇レポート① - ソーラーシェアリングの特別講演セッションには500人来場!
今年も2月27日~3月1日にかけて、東京ビッグサイトで"PV EXPO 2019"が開催されました。展示会でのイベント登壇についてレポートします。
気がつけば2019年
太陽光発電業界に身を置く立場として2014年から毎年参加してきましたが、2016年からソーラーシェアリングに関する展示が増え始め、私も企業ブースでのセミナーなどを引き受けるようになりました。
そして迎えた2019年、まさかの主催者公式セミナーである「太陽電池展 特別講演」への登壇という展開に!
「ソーラーシェアリングの市場予測と今後の展開」に来場者500人!
この特別講演は、資源総合システムの一木さんがアレンジされていて、直接のお声がけをいただいての登壇となりました。会期初日の27日、13時からの特別講演で2番手の登壇です。
その日は午前中に農林水産省の地球環境小委員会があり、そちらでもソーラーシェアリングのプレゼンテーションをしてからの移動で、会場到着は開始時間前の滑り込みとなりました。(地球環境小委員会の件は別途まとめます)
既に講演会場である東8ホール内には多くの来場者が詰めかけており、プレゼンテーションの機材確認のために演台へと上がった際には、まさかこんなに多くの方が来ているとは...という驚きの光景を目の当たりに。
講演終了後に主催者側から聞いた話では、この特別講演への入場者数は500人に達したそうです。(撮影不可のセッションだったので写真はありません...)
ソーラーシェアリングへの関心は高まる一方
今回の講演題目を「ソーラーシェアリングの市場予測と今後の展開」としたのは、今年のPV EXPOではFIT14円時代&入札対象拡大といった更なる市場環境変化の中で、「太陽光発電は今後どこへ向かうか?」が大きなポイントと考えたからです。
世界全体で再生可能エネルギーの普及がこれまでにないスピードで進み、またその導入量は増え続けることが疑いない環境下で、毎度のごとく冷え込んだ空気の漂う日本市場に対して、「FITによって固定化された視点からの脱却」を訴えたかったというのも、今回の講演の趣旨です。
既に、ソーラーシェアリングは日本国内に留まらず、アジア・アフリカ地域やアメリカそしてヨーロッパなど世界各地に広まり始めています。
このままでは、太陽光発電の分野で再び日本だけが立ち後れるという事態になりかねず、40分という短い講演ではありましたがソーラーシェアリングを取り巻く政策環境や今後の展望についてお話させていただきました。
講演後、会期中に多くの方とソーラーシェアリングについてお話ししましたが、その可能性を改めて認識したというような声を多くいただき、関心の一層の高まりを感じた展示会でした。
レポート②では、2回に亘ってプレゼンテーションさせていただいた、ギガソーラー社のブースセミナーの様子を取り上げます。