国連気候行動サミットでのGreta Thunbergの演説と大人達の反応
9月23日にニューヨークの国連本部で開催された、国連気候行動サミット(UN Climate Action Summit 2019)でのグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)のスピーチが、様々なメディアで取り上げられています。
何の結果も出せない大人達に、非常に厳しい言葉を投げかけた彼女のスピーチは、SNSでもその大人達の手で拡散されています。
一方で、同じ気候行動サミットの結果を報じる記事では、各国が「自国が決定する貢献」(NDC)を引き上げるようなアクションを取れていないと指摘しています。
彼女のスピーチを賞賛するのではなく、そう言わせたことへの内省を
私の周囲では、大人達による彼女のスピーチへの賞賛の声を非常に多く見かけます。
しかし、彼女のスピーチは大人達を厳しく糾弾したものですから、本来は若者が国連という場でこう言わざるを得ない状況を作ったことへの内省と、今日から自分がどのような行動をとるのかに言及するのが、大人としての姿勢であるはずです。
政府や企業を単に糾弾するのではなく、どうすれば彼らを気候行動に向かわせることができるのか、私たちはいつまでにどんな結果を出すのか、具体的な行動を考え実行していきましょう。