講演・メディア:秋田市にて営農型太陽光発電の講演を行いました - 雪国でのソーラーシェアリング
改正FIT法の施行が控える中、今後の自然エネルギー事業にどう取り組むべきか事業を行う側にも様々な対応が求められています。
そんな折、3月21日に秋田市で開催された「営農型太陽光発電特別セミナー」にて、講師としてソーラーシェアリングのお話しをさせていただきました。
年度末というタイミングではありましたが、秋田県内の農業関係者や発電事業者・施工業者のほか、行政職員や議員など幅広い立場にある120名もの皆様にご参加いただきました。
秋田は私が10年以上携わってきている永続地帯研究の中でも、自然エネルギーの自給率並びに供給量が常に全都道府県中上位にあり、風力発電・水力発電・地熱発電など幅広いエネルギー利用が行われています。
一方で、積雪の多さや日照時間が短いというイメージからか、太陽光発電の導入量はFITが始まってからも伸び悩んでいるのが現状です。
ソーラーシェアリングの場合、スリムタイプのモジュールを使うことで雪が上に積もりにくく、降雪が多い時期でも発電が見込めますが、雪に耐えるために架台の構造的な頑強さは必要になります。
今後、田植えの時期までに秋田県内で第1号となる水田でのソーラーシェアリング建設を進め、発電や営農の実証を進めながら普及を図っていきます。