ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

農業と自然エネルギー研究の第一歩 - 次世代農業エネルギー研究会の設立記念イベントを開催しました

去る8月1日に、千葉商科大学国府台キャンパスで次世代農業エネルギー研究会の設立記念イベントを開催しました。

当日は20名の研究者・実務家の方々の参加を得て、各自の持つ営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)事業や農業分野における自然エネルギー利用について、課題意識などを共有することができました。

これまで、自然エネルギー事業が農業に密接に関わる分野として注目されてきましたが、この研究会を通じて農業サイドからも自然エネルギーの活用やエネルギー転換に関する興味関心を喚起したいと思い、まずは設立記念イベントを開催するに至りました。

www.chiba-eco.co.jp

千葉商科大学の原科学長による基調講演など

イベントでは、冒頭に千葉商科大学の原科幸彦学長による基調講演で、自然エネルギー100%大学に向けた取組の進捗状況などについてお話しがあったほか、私が発起人代表として研究会の設立趣旨や現在の営農型太陽光発電普及における課題、そして我が国の農業が抱える深刻な問題などについて報告しました。

事例報告として、F&Eあしがら金太郎電力の小山田さんから小田原市におけるソーラーシェアリングの取り組みについて発表があったほか、各参加者の活動紹介などがありました。

千葉商科大学のキャンパス内に設置されたソーラーシェアリング設備の視察も行い、CUC100ワイン・プロジェクトについての説明を受け、ソーラーシェアリングの学内導入による学生や教員の活動なども学ぶことが出来ました。

今後は、研究会の定期的な開催や、オープンなシンポジウムの開催などを通じて、農業と自然エネルギー分野におけるアカデミックな議論を深める機会を創っていきたいと考えています。

研究会のWebサイトはこちら

www.nextagri.org