ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

ソーラーシェアリング:井川町の水田ソーラーシェアリングで稲刈り - あきたこまちの初収穫

ちょっと前の話になりますが、今年5月に完成した 水田ソーラーシェアリング 井川初号機(秋田県南秋田郡井川町)で「あきたこまち」の稲刈りが行われました!

f:id:chibaecoenergy:20171019150401j:plain

アイセス あきたこまち収穫

秋田県初となる水田ソーラーシェアリング設備で、果たしてどのようにあきたこまちが育ち、またトラクタやコンバインを使った農業が出来るのかの実証実験となりましたが、無事に稲刈りまで終えることが出来ました。

下の写真のように、サイドミラーを折りたたんで、架台スレスレを狙った収穫作業です。

f:id:chibaecoenergy:20171019152515j:plain

架台スレスレをコンバインが駆ける

これから精米されたお米が、特製のパッケージに詰められてみなさんのお手元に届く・・・かもしれません。現在、パッケージデザインが鋭意進行中です。


また、収穫時に撮影した動画を下記で公開していますので、是非ご覧ください。  

www.youtube.com

今回、約半年間の発電量はシミュレーション比15%以上の増加という結果になり、また周辺の野立ての発電設備よりも10%以上高い発電量になっています。太陽光パネルの温度低下が理由ではないかと推測されますが、こちらも継続的に検証していく予定です。

 

次は、来月以降に匝瑳市の大豆収穫が控えています。

実りの秋を迎えて、ソーラーシェアリング界隈もまた賑やかになってきました。