ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

韓国で開催された世界初の営農型太陽光発電国際シンポジウム - ソーラーシェアリングの各国事情を探る

7月24日に韓国は羅州市にある韓国電力本社で開催された、営農型太陽光発電国際シンポジウムの様子をスマートジャパンのソーラーシェアリング連載記事として投稿しました。

日本・韓国・中国・ドイツの営農型太陽光発電に関する研究者が参集した、世界初の営農型太陽光発電をテーマとした国際シンポジウムです。

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各国の事情は

詳細は記事を見ていただければと言うところですが、設備や農業面の研究では韓国が急速に取り組みを進めていて、導入量では中国が圧倒的、ドイツは1980年代からの研究が実を結んできたというところです。

2020年代前半にはソーラーシェアリングの世界導入量は10GWに達すると予想され、今後は農業との共生によって太陽光発電のメインストリームの一角を占めるに至るでしょう。

その中で、2010年代は先頭を走ってきた日本が果たして猛追してくる各国を躱し続けられるのか、それともかつての太陽電池産業のように後塵を拝する結果になるのかは、本当にここ1~2年のアクションにかかっています。

政策への導入は進む一方で、民間依存によって技術開発と普及で後れを取るという「日本あるある」な状況を、ソーラーシェアリングでも繰り返さないようにしたいと思います。