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ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

講演・メディア:秋田市にて営農型太陽光発電の講演を行いました - 雪国でのソーラーシェアリング

自然エネルギー ソーラーシェアリング 地域活性化 講演・メディア

改正FIT法の施行が控える中、今後の自然エネルギー事業にどう取り組むべきか事業を行う側にも様々な対応が求められています。

そんな折、3月21日に秋田市で開催された「営農型太陽光発電特別セミナー」にて、講師としてソーラーシェアリングのお話しをさせていただきました。

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年度末というタイミングではありましたが、秋田県内の農業関係者や発電事業者・施工業者のほか、行政職員や議員など幅広い立場にある120名もの皆様にご参加いただきました。

秋田は私が10年以上携わってきている永続地帯研究の中でも、自然エネルギー自給率並びに供給量が常に全都道府県中上位にあり、風力発電水力発電地熱発電など幅広いエネルギー利用が行われています。

一方で、積雪の多さや日照時間が短いというイメージからか、太陽光発電の導入量はFITが始まってからも伸び悩んでいるのが現状です。

ソーラーシェアリングの場合、スリムタイプのモジュールを使うことで雪が上に積もりにくく、降雪が多い時期でも発電が見込めますが、雪に耐えるために架台の構造的な頑強さは必要になります。

今後、田植えの時期までに秋田県内で第1号となる水田でのソーラーシェアリング建設を進め、発電や営農の実証を進めながら普及を図っていきます。

固定価格買取制度:平成29年度の賦課金単価が公表 - 年間で4,000億円の増加見込

固定価格買取制度(FIT) 再エネ業界ニュース 資源エネルギー政策

年度末になり、毎年恒例となった「再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度」(FIT)の買取価格や賦課金単価等の、来年度情報が出てくるシーズンになりました。

買取価格については前々から情報が出ていますが、FITによる買取の原資となる賦課金についても来年度の単価が公表されています。

www.meti.go.jp

来年度の賦課金単価

平成29年度については、電気の買取費用が合計2兆7,045億円と推測され、前年度よりも4,000億円以上増加するとしています。

その結果、消費者が負担する賦課金単価は2.64円/kWhになるとのことです。

経産省が標準世帯あたりの賦課金額を算定していますが、300kWh/月の電力消費量の場合は月額792円年額9,504円を賦課金として支払うことになります。

なお、平成28年度は同条件で月額675円年額8100円の賦課金だったため、月額117円年額1,404円の増加となります。

今後の賦課金増加ペースは

平成28年度比で平成29年度は総額4,045億円の買取費用増加と見込まれていますが、平成27年度から平成28年度にかけては4,630億円だったことから、買取費用の伸びは鈍くなっています。

徐々に低い買取価格の案件が増えてきているほか、改正FIT法への移行に伴って高い買取価格の未稼働案件が大幅に減少すると見込まれるため、今後は買取費用の伸びが更に抑えられていくと見込まれます。

2030年のエネルギーミックスについての試算では、買取費用が最大で3.7~4.0兆円に達すると想定しており、次のFIT見直しのタイミングで更に何らかの買取費用抑制措置が取られる可能性はあるのではと推測します。

ソーラーシェアリング:TVK(テレビ神奈川)の取材を受けました - 匝瑳飯塚 Sola Share 1号機

再エネ業界ニュース ソーラーシェアリング 千葉エコ 講演・メディア

昨日、久しぶりの快晴に恵まれた匝瑳TVKテレビ神奈川)の取材を受けました。久しぶりのテレビ取材です。

匝瑳飯塚 Sola Share 1号機前で、ソーラーシェアリングに関する取り組みの背景や目指しているもの、課題や成果などについてお話ししました。

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レフ板の反射光で顔が光っていますが、細めになるくらいの眩しさです...

風も強くなくて良い取材日和でした。

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今回のインタビューは4月3日に放映されるほか、Youtubeでも観られるようになるということなのでまたお知らせします。

 

再エネ業界ニュース:日本最大級のメガソーラーが着工へ - 出力257MW規模

再エネ業界ニュース 固定価格買取制度(FIT) 環境影響評価(環境アセスメント)

「日本最大級のメガソーラー」というと、現在工事が進んでいる中では岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地に建設されている「瀬戸内 Kirei 太陽光発電所」が230MWという規模を誇っています。

www.setouchimegasolar.com

これに対して、同じ岡山県内にある美作市257MWという瀬戸内市を上回る規模のメガソーラーが間もなく着工すると報じられています。

www.sanyonews.jp

計画対象地はゴルフ場跡地や山林など410haで、Google Earthで現地付近を確認する限りでは大規模な山林の造成を伴う発電事業になりそうです。

今回、建設を行うパシフィコ・エナジー社は既に美作市内で42MWの発電設備を手がけており、更にその6倍の規模の計画ということになります。

国内では他にも出力100MWを超えるメガソーラーの計画が増えてきていますが、FITの当初数年間で計画された案件が少しずつ実現に向かいつつある一方で、大規模事業が地域との軋轢を生じる事例も増加しており、今回の発電所がどのように地元との共生を図っていくのかは非常に興味があります。

東日本大震災から6年目の3月11日に寄せて

自然エネルギー ソーラーシェアリング 地域活性化 千葉エコ 農業

昨日3月11日で、東日本大震災から6年が過ぎました。

私が起業して今の仕事につく大きなきっかけでもある、あの震災と原発事故からもう6年かと思うと、時間の流れをまた一つ重ねたと感じています。

昨日は日比谷公園で開催されたPeace On Earthを訪れ、昨年と同様に午後2時46分の黙祷に参列しました、

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あの日を思わせるような天気の中で、また1年が経ったのだという思いと、この1年で何が変わっただろうという考えが脳裏をよぎります。

ちょうど昨年の今頃は、匝瑳市でのソーラーシェアリング1号機の工事が進み、今の大きな取り組みの礎を築いていた頃でした。間もなく完工する匝瑳メガソーラーシェアリングも、同時期に本格的なアクションを起こしていたように記憶しています。

この春からは、ソーラーシェアリングを軸にした全国的な自然エネルギーと農業」の取り組みを本格的に進められるように、あれこれと準備を進めているところです。

次の1年間を、来年の3月11日に振り返った時に、「これだけのことをやってきたな」と思えるような時間にしていきます。