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ちばえこ日和

日本初の博士(公共学)という学位を持つ大学発ベンチャー「千葉エコ・エネルギー株式会社」の代表が、自然エネルギーのことから地域活性化まで様々な話題をお届けします。

太陽光発電事業:太陽光発電設備に対する使用前自己確認制度の導入 - 500kW以上の発電設備が対象に

再エネ業界ニュース 資源エネルギー政策 O&M 維持管理

11月30日付で、経済産業省から『「電気事業法施行規則」、「使用前自主検査及び使用前自己確認の方法の解釈」及び「発電用火力設備の技術基準の解釈」の一部改正について』とする通知が出されました。

これは、「電気保安規制のスマート化」の中の一つの取組として進められてきたもので、各電気工作物についてリスクの見直しを行った結果、新たに使用前自己確認制度などが導入されることになりました。

www.meti.go.jp

500kW以上の太陽光発電設備に使用前自己確認制度が導入

今回の措置により、太陽電池発電設備に対する使用前自己確認制度』が導入されることになり、これまで2,000kW以上の太陽光発電設備に対して適用されていた『使用前自主検査』に準じる確認手続きが、500kW以上の発電設備に設けられることになっています。

この規則等は平成28年11月30日に公布され、即日施行とされているため、同日以降に使用が開始される500kW以上2,000kW未満の太陽光発電設備は、新たに使用前自己確認制度に基づいた対応が求められることになります。

年度末にかけて太陽光発電所の竣工が続く中で、現場では多少の混乱が起きるかも知れません。

ソーラーシェアリング:千葉エコの設備で大豆が(少しだけ)採れました - 千葉の在来種「コイトザイライ」

自然エネルギー ソーラーシェアリング 農業

今年は、9月・10月の短日照や度重なる台風などに悩まされる一年でしたが、千葉エコのソーラーシェアリング匝瑳飯塚 Sola Share 1号機では鳥獣被害により大豆の新芽が大規模な食害に見舞われました。

そんな自然災害や食害を乗り越えて、無事に実った大豆がこれです!

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この青大豆は、千葉県の在来種「コイトザイライ」になります。

鳩による新芽の食害をくぐり抜け、ソーラーシェアリングの片隅で一部の株が無事に育ちました。

来年こそは、食害にも負けずに一面の大豆畑を育て上げたいと思います。

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同じくソーラーシェアリング設備下で実った稲穂と共に

ソーラーシェアリング:農林水産省の営農継続型発電特設ページ - ソーラーシェアリングの制度情報まとめ

固定価格買取制度(FIT) 再エネ業界ニュース 自然エネルギー ソーラーシェアリング

農林水産省のWebサイトリニューアルに合わせて、ソーラーシェアリングを含む営農継続型発電設備の特設ページが開設されました。

農林水産省のサイト内で「営農型発電設備」と「営農継続型発電設備」の表記揺れが見られます)

 

営農型発電設備の設置:農林水産省

 

これまでは、ソーラーシェアリングが認められることとなった通知「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて」(24農振第2657号)に関するページはありましたが、今回のリニューアルでQ&Aや統計情報なども併せて公表されるようになっています。

特に、ソーラーシェアリングの許可件数をまとめた統計情報では年度毎の数値が公表されています。

  • 平成25年度:97件
  • 平成26年度:304件(累計401件)
  • 平成27年度:374件(累計775件)

こういった統計情報について、今後は都道府県別や出力別・規模別の件数など、より細かい情報の公開がされるように働きかけていきたいと思います。

再エネ業界ニュース:増加するフロート式メガソーラーとその弊害 - 大阪狭山市の騒動

固定価格買取制度(FIT) 再エネ業界ニュース 自然エネルギー 景観問題

再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度(FIT)導入後、市街地から人里離れた山奥まで全国のありとあらゆる場所に太陽光発電所が建設されてきましたが、特に西日本を中心に増えているのが水上に設置するフロート式の太陽光発電設備です。

地上設置型とは異なり、水上であれば場所の利用という点で他の用途と競合しないことから、ここ2年ほどでダム湖やため池・調整地にメガソーラー規模での導入が少しずつ進んできました。

そんなフロート式メガソーラーですが、ここ1週間ほどメディアで取り上げられているのが大阪狭山市の狭山池に設置された発電所です。

www.mbs.jp

大阪狭山市が進める水素エネルギー事業

報道を遡ってみると、この発電所大阪狭山市が100%を出資する「メルシー for SAYAMA株式会社」が進める、ため池の水を電気分解して水素を製造しエネルギー事業を展開するというプロジェクトと関連していることが分かります。

www.sankei.com

このメルシー for SAYAMA株式会社」によるプレスリリースが、下記です。

再生可能エネルギー等から製造した水素を「グリーン水素」として、「世界初のグリーン水素シティ」を実現することを目的とするとしています。

prtimes.jp

フロート式メガソーラーの弊害?

ため池で太陽光発電を行い、そのエネルギーで水を電気分解し、水素を製造して地域のエネルギー供給を図るというこのプロジェクトですが、上の報道ではフロート式メガソーラーからの「熱」と「反射光」が問題視されています。

太陽パネルによる反射光は、住宅地に隣接するメガソーラーで訴訟問題に発展している例もあるように、強力な光の反射によって眩しさや建物の室温上昇などを招くことが懸念されています。

特に、フロート式メガソーラーの場合は水上に設置されるという特性から、太陽光パネルが周辺の土地よりも低い場所に位置することになり、近隣にある建物へ反射光が差し込みやすくなると考えられます。

太陽光パネルには、住宅用などで近隣への太陽光反射を考慮した防眩仕様の製品があり、そういったものを使用すれば反射光の影響を抑えることが可能ですが、今回のフロート式メガソーラーではそういった製品が採用されていない可能性があります。

反射光の問題は特に夏場になると顕在化するため、今後この問題がどのように推移していくのか注目していきたいと思います。

ソーラーシェアリング:匝瑳飯塚 Sola Share 1号機のドローン空撮を行いました

再エネ業界ニュース 自然エネルギー ソーラーシェアリング 千葉エコ 農業

11月に入って徐々に農閑期に向かう中、一度はやってみたかったドローンでのソーラーシェアリングの空撮を、匝瑳市の自社発電所で実施しました。

上空からの発電所全景

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高高度で真上から

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飯塚開畑地区を背景に

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近年になって一気に注目を集めるドローンですが、この空撮写真を見た時には感動しました。

また、こうやって見るとソーラーシェアリング設備が田園風景の中で違和感なく溶け込めるものだというのも、新しい発見です。

次は農繁期に撮影してみたいと思います。